それでは見ていきましょう!!
結婚式の和装といえば、親族の方は留袖や振袖でしょう!黒い地色に裾模様、祖母や叔母にあたる方は色留袖の方もおられるかもしれませんね。留袖や振袖は最高のお支度です。
一生に一度の場面、晴れの舞台です。
そんな時だからこそ、品格のある正装はより一層、輝きます。「大切な誰か」のために、そして「わたし」のために格調と気品のあるお着物をぜひどうぞ!
この日の本当の主役は小さな子どもさんや学生さんです。
生まれた赤ちゃんには「初着」、そしてお母さんやお祖母ちゃんには付下げや色無地などをおすすめします。
付下は柄が少なめのが特徴で、色無地は帯とのコーディネートで魅せる雰囲気です。 控えめといっても、淋しいとかそんな訳ではなく、品があり、格調がある素敵なきもの。 色無地は既製品として出来ているのも勿論良いですが、白生地を選んで色を染めたものが本当に良い色に出来上がることが多く、 着るご本人にとってもその一枚が、他にはない、満足感や優越感に繋がるくらい特別なものがあります
趣味の会や、お稽古事、祝賀会、お食事会など、「会」がつく行事はたくさんあります。
その時々の場面・行事によってTPOを使い分けることも多いと思います。着物の世界は、大きく分けて3段階。
それは「正装」・「礼装」・「カジュアル」です。
その3段階のうち礼装に分類されるのが「訪問着」「付下げ」「家紋が入った色無地」です。
・訪問着は広げたときに、一枚の絵のようになったいるとても華やかな着物。
・付け下げは、その柄を極力少なく抑えた控えめながらも格調のある着物。
・紋が入った色無地は、背中に一つ家紋が入れてある着物です。(家紋を入れていない色無地を、あとから「紋を入れ」て礼装用の色無地にすることも可能です)
ここでは訪問着をおすすめしています
訪問着というジャンルはその昔、有名な百貨店が目上の方にご挨拶にお伺いするときの和装で考案されたと聞いたことがあります。
最近ですと紬でできたカジュアルな訪問着もあるので、カテゴリーの名前だけで判断するのが難しくなってきていますが、それは使い方次第。
礼装用に訪問着をお考えの方は、柄が「おめでたい柄」になっているのが必須です!そうではない訪問着は、「あそび」要素のあるファッションとしての着物と思っていただけると分かりやすいかもしれません。
それはそれで、コンサートを聴きに行ったり、美術館でアートに触れたりといった「楽しみ」のときの服装に。
フォーマル編の訪問着は、「着ている人の品格」を一層引き立たせてくれる着物です。
着物が決まると、「帯」が決まってきます。フォーマル編の着物にあわせる帯は「錦の帯」が一番いい、そう思います。 帯は着物よりも松竹梅でいったら上のものを選ぶのがおすすめです。それは帯の雰囲気によって、装い全体の趣きがぐっと変わるから。帯がしっかりと存在感があると、着物の良さも一層よくなるので、ひいては着る人ご本人のグレードが上がるからです。
大袈裟に言ってしまうと、きものは全て帯しだい。それくらい重要な役割を担っているのです。
実際に目に触れ感触や肌触りを確かめながら、あれやこれ、様々なパターンをお試しください。きっと「いまのわたし」にぴったりな礼装の着物や帯が見つかります!
特に決まった用事があるわけでもない、でもそんなときに普段を楽しむきもの、それが「紬のきもの」や「御召のきもの」です!
そんなこと言っても用事がないじゃない?とお声が聞こえてきそうなところですが大丈夫。だって普段着なんだもの。
ちょっと遊びに出かけたい、お昼には新しいカフェやおいしいランチを食べて。そんな時お友達と一緒に、なんて事ができると楽しいですよね。
いつもの服とはちがってちょっと「非日常」。着慣れた方はそんなことはないけど、でもやっぱり気分がちがいます。
軽くて結びやすい名古屋帯をきゅっと締めて、足取りも軽やか(初めての方は緊張するかも)帯のカタチが気になるようだったらササっと結べる半巾帯。
「粋」な時間を過ごしてください
カジュアルなきものの種類には「正絹」「ウール」「綿」「ポリエステル」とあります。
そのなかでも「正絹」の着物が「紬のきもの」や「御召のきもの」です。
染めの着物に対して「織りの着物」とも呼ばれます。それは作り方が違うから。
有名な紬といえば皆様ご存じ、結城紬や大島紬があります。大変希少で高価なものでも、カジュアルな普段着きもの。
私は車が好きなのでそれに例えると、貴重なレトロカーや凄い外車が街を普通に走っているような感覚です。
そこまで貴重なものではなくても、草木染、藍染めなど、紬でいえば「味わい深さ」や「着心地の良さ」がファンを魅了してやみません。
専門的なことを言えば、真綿で作ったもの、大島みたいにツルっとした地風が心地いいものなど、特徴も様々。
このご時世、どんどん職人さんの高齢化がすすんでモノが作れなくってきている現状、絣の着物など手仕事の技が消えつつあります。
そんな折に素敵な紬の着物でのおでかけは、まさに着ている人が歩く美術館のよう。お好きな着物をすっと羽織って、胸を張ってどうどうとお出かけしてください
近場だったら萩のきものウィークや、歴史ある観光地など、きものイベントをしているところが多くあります。 たとえば京都なんかに行くと、きもの姿の若者が、あちらこちらで歩いておられるのを見かけます。 でもレンタルみたいなので、皆さん同じような髪型、同じような柄の着物、同じような雰囲気の取り合わせ。 やっぱりどこか違う雰囲気がいいよねぇと、思われた経験者も多いのではないかと思います。
そんなところにご自分の持っている着物、新しく仕立てた着物をもっていったらどうでしょう、格段に違いますよ!!それは。輝きがちがいます!!(断言)
もし旅行で着物を持っていかれるときは、旅行日程にもよると思いますが、2泊3日くらいでしたら、【きもの:1枚】【帯:2本】【長襦袢:1枚】このセットがおすすめです!
カジュアルなきものは紬だけではありません。「小紋」という着物もおしゃれなきもの。
その特徴は、お染めの着物で連続した柄が反物のず~っと端から端まで続いています。綺麗な美しい色合いや、柄のモチーフの面白さが魅力です。
この時にしかこれがない、あの時にしかこれがなかった、そういうことは多々あります。
まさに一期一会のような出来事がたくさんあります。
お客様にはぜひたくさん「見る機会」を設けていただいて、これもいいな、あれもいいなぁと悩んでいただきたいなと思います。
そして良い出会いがありましたら、その機会を大切に、いろんな組み合わせの中から、あなたの理想にあう「自分らしさ」をただ選ぶだけ!ただそれだけです!!
もちろんお値段なども気になるところ。いろんな企画展をしているなかで、お店に足を運んでいただいた方専用、
お買い求めいただいた方専用など、その時々のいろんなキャンペーンがありますので、ぜひご利用ください♪ どうぞお楽しみに!!
清らしさの象徴でもある「白足袋」
面白さのある「柄足袋」、ぜひお楽しみにお越しください!!